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和牛 vs シーフード: 2大オージーグルメ体験

新鮮な食材に恵まれ、食の達人シェフが活躍するオーストラリアでは、満足の高い食事が期待できます。ここでは最近話題の「和牛」と、やっぱりはずせない「シーフード」の話をご紹介!  お肉? シーフード? とこだわらず、どちらも是非味わってほしいおすすめの食材です。

 

オーストラリアで和牛が食べられる・・・?

 

「 WAGYU (わぎゅう)」という言葉が最近オーストラリアでも聞かれるようになりました。いわゆる霜降りの極上ビーフが美食家の間でブームを呼んでいます。

日本のスーパーなどで売られているオージービーフは比較的安価なものしておなじみですが、現地で呼ばれる WAGYU とはトリュフやフォアグラに匹敵するほどの、超高級オーストラリア産和牛肉のことを指します。

オーストラリア人は赤身の肉を好むということと、和牛の値段がオージー肉と比べ高いこともあり、まだ一般には浸透していませんが、有名シェフ、グルメな人々の間ではしばしば話題になっています。日本の和牛の味を知っている日本人にも興味深い動きです。高級ステーキハウスでは、従来のステーキと並び「 WAGYU ステーキ」と称してメニューに登場しています。

では、「 WAGYU 」とは何でしょう?日本のお肉が食べられるの?という疑問が湧きますがそうではなく、日本から輸入された純血和牛の種や純血和牛種牛と、オーストラリアのアンガス、ホルスタインなどとの交雑和牛をそう呼んでいるのです。 1997 年にはじめて和牛の生体が輸入され、今では約 300 の農場が和牛の飼育を手がけるほどになりました。

サシ(霜降り)が多いと肉質が柔らかく、とろける食感があり、香りも味も良い
(写真提供: Vic's Premium Quality Meat)

安全で良質な肉の生産に努め、更にはサシ(霜降り)の状態が品質や価格決定の大きな要素となるため、農場ごとに独自の飼料配合や肥育方法を研究、確立しています。

一足先に和牛ブームを呼んだアメリカでは、ブランド名「 KOBE BEEF (こうべビーフ)」でその名を広めました。硬いステーキと違って口の中でとろける肉は、セレブたちの間で人気ナンバー1のジャパニーズフードといわれるほどその知名度を上げました。オーストラリア産の「 WAGYU 」、今後の食品産業および地元の人々の食生活にどのように浸透していくか楽しみです。

 

オーストラリア産和牛、焼き方に注意!

オーストラリアでは日本と比較して肉を焼き過ぎる傾向があるため、レストランで注文する時には、ミディアムをお好みの方はミディアム・レアを、ミディアム・レアをお好みの方はレアを頼むとちょうど良いはずです。

 

定説の謎


かき料理イメージ

左からタスマニア産カキのキルパトリック、モネ、生

例えばカキ。日本で一般に食される広島ガキなどは、英語で表わす月名に r (アール)が付く月
(October など)以外は食べてはいけないという定説があります。旬を過ぎると毒素が出て人体に害を及ぼすためですが、オーストラリアのカキは種類が違うので、一年を通して生で食すことができます。シドニーロックオイスターやタスマニア産が主流で、大きくてミルクのような甘みが特長です。

そして、見逃せないのがサーモンとオーシャントラウト(鱒)。レストランに行くと、サーモン刺身やレアに焼いたものなどがメニューに載っています。果たしてこれらの魚は生で食べて良かったのか? 日本では生食の場合は一旦冷凍してからソルベにして食すのが常識のはず・・・。ではどうして生で食べられるのか?それはカナダ産のキングサーモンをオーストラリアの川ではなく海で養殖しており、寄生虫の心配がないからです。脂が乗ったサーモン、オーシャントラウト、オーストラリアで是非味わいたいもののひとつです。

 



オーシャントラウトイメージ
レアで食べる
オーシャントラウト




マッドクラブイメージ
濃厚な味わいのマッドクラブ
も試してみたい

実はおなじみの味だった

グリル・ロブスターイメージ
バターとハーブ風味の
グリル・ロブスター

日本で手に入るマグロは遠洋漁業のため冷凍が主流ですが、ここではアデレードなどの近海が漁場のため、生のマグロが簡単に手に入ります。そう、この辺りで捕れたマグロが瞬間冷凍されて日本に運ばれているのです。

そして、ウニもしかり。ウニの旬は夏なので、季節が逆のオーストラリアで捕れたウニは輸出され、日本では一年中ウニが楽しめるという仕掛けです。また、伊勢海老と称して日本の市場にも出回っているタスマニア産のロブスターも絶品で、その甘くとろけるような味は筆舌に尽くし難いものがあります。

いつもの親しんだ味が、実はオーストラリアの豊かな漁場が生んだものだったとは・・・。謎が解けたところで、捕れたての新鮮な海の幸を心ゆくまで味わって下さい。